飛んだ(勝手に退職し逃げた)ホストに売掛(客のツケの未収)の清算(立替)をしていただきたいのですが法律では無効ですか?(ホスト店舗)

入店の段階で、ホストに対して誓約書で「客が売掛して月末までに当店に返済しない場合にはその客を担当したホストが連帯してその債務を負う」という条項が入っていればホストとホストクラブ側で裁判しても、ホストクラブ側が勝てる可能性が高いです。

「例:売掛において、お客様が翌月末までに貴店に入金しない場合には、担当した者が連帯してその債務を負うこと」

理由

1.売掛は担当したホストと客との合意をもってホストクラブ側は売掛を認めます。

(客から何ら担保を取らない代わりに担当したホストを担保しています。)

2.誓約書・契約書・合意書など(何らかの合意した書面)を書いています。

3.慣習があります。(日本全国のホストクラブは20年以上前からの慣習で売掛は担当ホストが立替えるというシステムです。慣習を優先させます。)

さらに不安(飛びそう)または給料があまりない担当ホストであればホストクラブ側は担当したホストに連帯債務確認書や借用書等を書いてもらいましょう。さらに証拠力は強くなります。

または書面がない場合でもホストクラブ側とホストが互いに口頭でも合意している場合ではホストがホストクラブに清算(立替)することは合法ですのでこの限りではありません。

なぜ飛ぶまで頑張ったホストに負担させるか?

※社長は当然に飛んだホスト以前に飛んだ客を追って負わせることを優先と考えます。ただし身分証がないなどの不明客は担当したホストのずさんな管理である結果のため客を追えずホストに矛先がいきます。

【表記の参考までに】
「売掛」(法的な書面に書くならば、こちらでひらがなは省略でもよいです。)
「売り掛け」または「売掛け」(上位表示を狙うSEO対策的には、こちらがインターネットでは多いです。本サイトではSEOとして使い分けしています。)

「受付」と「受け付け」の関係のように動詞だから、ひらがなを入れるというようには考えなくてもよいです。

言葉はホームページと一緒で、生き物ですので、神経質に考えないでよいと思います。ひらがなを省略したら有効性がなくなることはほとんどの場合ないです。小切手の数字において0ひとつが足りなくて裁判で敗訴する例はありますが、漢字とひらがなの組み合わせで漢字だけで充分にその機能を補っていれば法的な有効力はあります。

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