ホストクラブでの内勤の現金横領の防止策(ホスト店舗向け)
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身元保証書

⇒添付ファイルの著作権は川上竜太に帰属しますが、ご自由にお使いください。

プレイヤー(キャスト・ホスト)から内勤または店長または統括や運営等に昇格した場合において、キャッシャーで現金を管理する機会が相当増えてきます。

※内勤がすべて昇格とは限りません、中には入店当初からの内勤もいます。または身体壊して内勤になる者もいます。

その際に、現金の持ち逃げ被害はどこのホストグループでもよくあります。その単位もたいていは数百万単位です。防止策は、そのホストが内勤に昇格して現金を管理することになるとわかった時点で年齢に関係なく必ず、「身元保証書」をとりましょう。できればホストでも入店した時点で全員とるのが望ましいですがとりあえず、内勤からでもかまいません。

これは20歳未満で取るというものではなく、何歳であっても取るべきものです。

特に銀行や金融証券会社や現金輸送(3号警備)等では社員全員の親御さんから一筆とっています。

5年以内に必ず更新してください。(3年更新の一般企業もあります。)

保証人は父親と母親の2人が理想ですが、片親の場合は20歳以上の兄弟や友人でもよいです。(連帯保証人は多ければ多いほどいいです。)

内勤が横領して逃げた場合で、その後、つかまえたとしてもたいていはお金を使い切っているか隠しているかで、一緒に実家に行ったところで親からは門前払いです。しかしここに添付の書面があれば、任意交渉または裁判でも有利です。

ただし裁判で必ず勝訴できるものではないですが、かなり有利になります。100%勝訴できない理由は現金数百万単位を持って逃げることは親御さんは予測できず、親御さんはこの書面を持って息子(内勤)のいかなる不法行為責任を取る義務はない等、いろいろ反論する余地があるためです。

「身元保証法」を検索してください。

身元保証人の法的には効果薄く、その者が多額の現金を持って逃げた場合や社内の人を殴って逃げた場合のおいて、もその金銭的損害を保証人は負担せず、契約の解除が簡単にできるという内容です。

しかし、私はこの保証人契約を使い、レジ金を持って飛んだ内勤の実家に行き(当然に本人は行方不明)、両親と話して、両親に支払いの協力をしてもらいます。このテクニックは売掛を飛んだ女性客の実家に訪問するものと同じです。

どちらも連帯保証人ではないですが、親御さんと口説いて、支払いをさせる行為自体が私が提唱しているテクニックです。その際に身内の場合には身元保証契約書はかけひきの一部として使えます。

回収は営業と一緒です。「営業は断れたときからはじまる。」この理屈を理解してください。